沖縄の肉というと石垣牛などブランド牛が有名ですが、沖縄の伝統的な肉料理と言えばラフテーやソーキ、テビチなど、豚肉が多く現在でも豚肉は生活に密着した肉と言えます。今回はそんな豚肉の中でも、沖縄の在来種のアグー豚について解説していきたいと思います。
アグー豚とは?
アグー豚は1300年代後半に中国から琉球王国に伝わり、飼育されてきた沖縄の在来豚です。長年にわたり多数飼育されてきましたが戦中、戦後の混乱で数が激減し一時は絶滅寸前まで追い込まれてしまいました。しかし現在は様々な人たちの努力によって絶滅の危機をまぬがれ飼育頭数も増えています。
在来のアグー豚の特長は、全身を覆う黒い体毛と、背骨が弓なりになった特徴的な体形です。また肉は赤身にも霜降り状の脂が入り、他の豚に比べ脂自体に甘みを感じるため、肉のうま味をしっかりと感じることができます。特に脂の融点が低いため揚げ物などにした際もトロッとした食感が楽しめます。
アグー豚?あぐー豚?違いがあるの?
お店のメニューや肉のパッケージなどをよく見ると、「アグー豚」と「あぐー豚」の2種類の表記があります。実はこれは使い分けがされているんです。「アグー豚」は在来豚の原種を指しています。一方「あぐー豚」はJA全農が商標登録をしたブランドで、外来種と交配させ、繁殖・飼育がしやすく食肉を多くとることができる、より畜産に適した豚になるよう品種改良されたいます。在来豚のアグーを食べてみたい!という時は表記に気を付けてください。
アグー豚を美味しく食べるには?
前述の通り、アグー豚の脂は甘みが強いため、脂の味を楽しむことができる調理方法が向いています。特におすすめしたいのが、”しゃぶしゃぶ”と”とんかつ”です。
しゃぶしゃぶは脂が溶けてしまわないよう、火が通ったらサッと早めに鍋から上げ、ポン酢で食べると脂のおいしさをしっかりと感じることができます。最初に肉を茹で、その後で野菜を煮ると肉のうま味が野菜にも移り、コクのある味になります。
とんかつは、脂の甘みと柔らかな食感を楽しむことができる食べ方です。ソースにも負けない肉の甘みを楽しむことができます。
沖縄の在来豚、アグー豚について話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
アグー豚もあぐー豚もどちらでも肉のうま味や脂の甘みを感じることができます。ぜひご家庭でもアグー豚のしゃぶしゃぶやとんかつにトライしてみてください!
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